こんにちは!H.Sです(^^)/
さて、皆さんは吃音についてご存じでしょうか?
今回は私の特徴でもある『吃音』についてお話していこうと思います。
吃音とは何か
簡単に言うと『話し言葉が滑らかに出ない』状態のことです。
また、「流暢性の障害」とも言われています。
吃音症、吃音障害など、名前だけは聞いたことある人もいるでしょう。
どんな症状があるのか
話すときに音や語の一部を繰り返したり、引き伸ばしたり、言葉が詰まるのが代表的な症状です。
一般的には以下の3つの代表的な特徴のうち1つ以上が現れます。
連発(語音・音節の繰り返し)
例:「お、お、お、おはよう」、「く、く、くくく車」
伸発(引き伸ばし)
例:「かーーらす」、「アーーイスクリーム」、「」
難発(ブロック)ことばが詰まって出てこない
例:「(…………)こんにちは」「(………)私の名前は、」
主に、難発の場合、言葉を出すために顔をしかめたり、舌顎にに力が入ったり、体を動かしてリズムをとったりする「随伴運動」がみられることもあります。
吃音による工夫や仕草
挿入・助走
「あのー」「えっと」「えーー、」などを言葉の前に入れる、前置きをつける。
例:えっと、私の名前は〇〇です。えー、よろしくお願いします。
私はこれが一番多いと自分でも自覚しています。とにかく「えー」が多いです。
置き換え・言い換え
苦手な言葉に対し順序を入れ替える、言葉を言い換える
例:先月のどら👉この前のアレ面白かったね
私は「ちょっと」や「あれ」を使って固有名詞を先に言わないことが多いです。同じ吃音者同士で話してみると、結構これらを使っている人は多いと思い印象ですね。
随伴運動
顔や舌に力が入る、膝を叩いたり腕を振る、地面を蹴るなどしてリズムをとり、発話のタイミングを身体の運動とともに取ろうとする。
私の場合はつま先をバタバタさせることが多くありました。
中止・回避
言葉が出にくくなると全て言わず黙っている状態。話すことを中止、また話をする場面自体を避ける回避がある。
私はこれはありませんでしたが、人によっては極度の緊張やストレスでこうなってしまうのです。
原因は何?
詳しい原因はまだ分かっていませんが、7割が遺伝子要因と言われており、脳の神経経路に原因があるそうです。
吃音の9割は発達性吃音に分類されます。2歳から4歳の頃に発症することが多い発達過程の症状で、成長につれ解消する人も多いと言われています。
ですが、大人になっても治らない人が多いのが現状です。私もその一人。
大人になるにつれ治療は難しいともよく噂も聞きます、非常に悲しい(´;ω;`)
治療法はあるのか
吃音は、原因や症状が非常に多岐にわたるため、確立された治療法というものはまだ存在しません。
つまり、絶対に治る!という治療法はないということです。
軽減のための訓練や方法は複数あり、環境や年齢によって利用できる治療や支援は様々です。
私も学生の頃、親に頼み吃音を高確率で治せる高額な本を買ってもらい実践してみましたが、全く治りませんでした。
周りのフォローが必要
「失敗するのではないか」、「吃音を誤解されるのではないか」と心配する方も少なくないでしょう。
そのことで心身への負担になったり社会とのコミュニケーションを避けるざるを得なくなってしまう場合は、自らも吃音について周囲へ伝えてしまうほうが良いかもしれません。
私は吃音を隠す方で、高校から会社に勤めるまで、ずっと自分が吃音であることを隠して生きていました。
その結果、吃音を知らない人達にとっては私は普通に話せる人と認識してしまうので、結構大変な人生でした。
もし話していたら、と思うこともありますが、私みたいに恥ずかしさや性格の都合上言えない人も多いと思われます。
吃音者自身の環境づくりも大事ですが、周りの配慮でフォローすることにより、吃音の人でも生きやすい世の中に絶対になります。
不安が減ることで、実際に吃音の症状も軽減される事例も多くあります。
私自身、現在は学生の頃と比べると大分軽減されました。
まとめ
最後になりますが、吃音とは単なる言葉が言いにくい症状ではないのです。
世の中にはまだ広く浸透していませんが、吃音当事者は吃らないかどうか、毎日不安な状態で生活しています。
それくらい吃音というのはやっかいなものなんです。。
私自身、吃音であることを正直恨みました。なぜ神様は私の人生を狂わしたのか。
嫌なこと、辛かったこと。たくさんありました。逃げ出したこともありました。
吃音のせいでやりたいこともできない。
ですが、現状治す方法もない以上、この吃音とは一生付き合っていかなければなりません!
吃音と向き合い、「これが私」だと受け入れるのが大切です。
みんな、そうやって吃音に悩みながらも頑張って生きています。
先ほども言いましたが、どうしてもダメな時は人に頼ることも大切です。
自分で解決しようとしてもかえって追い詰めてしまいます。
今はネットの繋がりもありますので、こうした吃音者同士の繋がりでお互いを励ましあうこともいいことだと思います。
しかし、私は吃音を治すこと自体は諦めていません。
色々な方法をどんどん試していき、いつか必ず、吃音を克服して見せます!
もし克服できましたら、それまでの過程を皆さんにもお知らせ出来たらいいなと思っております(^^)/
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました(*_ _)ペコリ
また次回の投稿でお会いしましょう!